もう9月も中盤。体感で月日が流れる早さは加速する一方だし、いちいち驚くのもアホらしいから辞めることにしていたが、にしても早すぎないか?
先月の
- Chained Echoes(Switch)
- We Were Here(Steam)
- ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 Anniversary Edition(Switch)
- スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園 Anniversary Edition(Switch)
- ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(Steam)
- 総括
Chained Echoes(Switch)
2022年12月8日リリース(Switch)
プレイ時間:45時間ぐらい
ドイツ産のインディーゲームで、16ビットの往年のJRPGリスペクトな作品。
もちろん世代じゃないので、自分が遊んだことのあるいわゆる黄金時代のJRPGは『クロノトリガー』と『ファイナルファンタジーⅣ』(未クリア)ぐらいだが、ジャンルとしては好みだし評価も高かったのでプレイした。ほぼ個人開発らしい、すごい。
基本はターン制のコマンド戦闘で、最大の特徴としてターン制でありながら特有のゲージ管理をすることで戦闘が有利になったり不利になったりする。強いスキル連打が最適解ではなかったり、アドリブが求められたりとコマンド制の中でも結構特徴的で新鮮だった。音楽も良し。
シナリオは敵味方含めて登場人物の行動にすべてしっかりとした理由や信念・背景があり、一つの大陸を舞台とした戦争の物語がきちんと描かれていた。
悲しいことに最近はどうにもやりたいシーンありきで整合性が取れてなかったり、脚本の傀儡になって一貫性のないキャラクター等をいくつか見させられてきたため、芯がしっかりとしているこのような作品はありがたい限りである。
ただ、国や地域、勢力の名前が多く、人物も立ち絵が若干似通っているためなかなか名前と一致しなかったので、いつでも参照できるような資料みたいのが欲しかったかも。
自分がちょっと間を開けてしまったのもあり、中盤に差し掛かるぐらいまでは少しダレるところもあったが、以降は展開も新たなシステムの解放も相まって一気に進められた。サブクエも凝っていて、やる価値がしっかりとあるのも良かった。
装備更新の面倒くささと、一部戦闘の大味さ、鈍くてあんまり爽快感のないヒット音、ちょい地味なキャラクターの立ち絵はちょっと微妙だったけれど、総合的には大いに楽しめた。
We Were Here(Steam)
2017年2月4日リリース
2人プレイ用の謎解き脱出ゲーム、友達とプレイ。無料。
探索をするExplorerと資料を解読してヒントを与えるLibrarianに分かれ、2人はそれぞれ別の場所でゲーム内のトランシーバーで連絡を取りながら謎解きを行う。
日本語非対応だったので、英語力に自信がないからLibrarianを友達に任せ、自分はExplorerとしてプレイした。
言葉のやりとりだけでよくわからん記号の認識を一致させたり、道案内してもらったりと多数の謎解きがある。後半の謎解きは性質も相まって英語のリスニングテストだったが、オチ含めて中々たのしめた。クリア後に役割を入れ替えて答え合わせするのも面白かった。
ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 Anniversary Edition(Switch)
2021年11月4日リリース(元は2010年)
プレイ時間:15時間ぐらい
前からいつかやろうと思っていたのと、友達がやってたのとセールがきてたのもあり購入。アニメ等の事前知識なし。
ADVはあんまり触ってこなかったけど、3D探索や学級裁判等とにかく「文字を読むだけ」で終わらせずにゲームとして楽しませようとする工夫をすごく感じた。
ストーリーも言ってしまえば殺人→捜査→裁判のワンパターンではあるのだけれど、飽きがこないように様々な展開が用意されていて、さらに最大の謎である「世界観」について並行して考察材料が提供されるため、常に先が気になる状態となる。
キャラクター達の個性も超高校級というだけあって尖りまくってて、そこが脚本の説得力になっていたりするのも憎い。
キャラデザも良い意味で特徴的だし、モノクマ(大山 のぶ代)を筆頭として声優の演技がかなり魅力的だったと感じた、普段ボイス付きのゲームを遊んでいても先にテキストを読んでしまったら聞き終わる前に飛ばしてしまう自分でも、わりと大部分を自動送りでプレイしたぐらい。
BGMも独特すぎる雰囲気に丁度いいものばかりだし、学級裁判やここぞというときにはしっかりアツくて申し分なし。
ストーリーもパッと見で勝手にひねくれた感じのものを想像していたが、ヒロイックできちんとテーマがしっかりしていてとても良かった。
もちろんベースが10年以上前のゲームなのもあって多少不便だったり面倒な部分もあったが、名作と言われるだけあってプレイしてよかったと思えるゲームだった。
スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園 Anniversary Edition(Switch)
2021年11月4日リリース(元は2012年)
プレイ時間:25時間ぐらい
続編。
やること自体は基本前作と変わらないが、新たなキャラクターと、より突拍子もない展開が繰り広げられる。
前作がとても綺麗に終わっていたので、正直蛇足になるんじゃないかと不安を感じながらプレイしたが全くそんなことはなく、続編の理由付けも必要性もしっかりとある作品だった。
続編ものでありながら、前作をプレイしている方が寧ろ疑問が増える物語で、それでいてこれまた綺麗にまとまっている。見事。
学級裁判でよくわからんミニゲームが追加されたり、自分の考えていることとゲーム側の言わせたいことの乖離で論破するのが若干グダったり、主人公の声が正直あんまり合ってないような気がするという点もあったが、そこは本質ではないので良いでしょう。
一応『3』も購入してあるが、ADVが続くとちょっとダレそうなのでまだやっていない。
ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(Steam)
2023年8月25日リリース
アーマードコアの新作。10年ぶりらしい。
歴代作品も発売までに触れておこうかともおもっていたが、PS2だったりPS3だったりすることもあり遺憾ながら断念し本作を購入。
初代3部作しかプレイしたことがない自分にとって、まず思ったとおりに自機を操作できることに感動した。挙動もプレイフィールも良いのも相まって、動かしているだけで楽しい。あと左右移動するとき肩から出るブーストがかっこいい。
機体のパーツを弄るアセンブルも、昔の作品と比べて試しやすいし気軽に変更できるしで、適宜気になった武器を購入して使ってみたり、目的によって機体構成を変更することができ、色んな組み合わせを試すことが出来たのが良かった。
難易度も昔の操作難度からくる理不尽なものではなく、真っ当に難しいものになっていて、良くも悪くもほぼソウルシリーズになっていたので非常にやりごたえがあった。
初代3部作と同様、今作も敵味方自分含めて人間の姿は一切映らず、見えるのはその人物を表すアイコン一つのみ。セリフはブリーフィングと無線で聞けるが、背景などはそこまで多くは語られない、にも関わらず登場人物全員特徴的かつ非常に魅力的。
カットシーンもそんなにあるわけではない中で、文字通り言動だけでここまで印象に残るキャラクターを創れるのは本当に凄い。もちろん声優の演技が素晴らしいのもあるけれど、必要最低限で洗練された台詞回しと、それを引き立てるシナリオ・雰囲気があるからこそ成せる技なのだろう。
ちょっと不満だったのは敵の機体を撃破してもパイロットが死亡せず、脱出扱いになることが多々あって少し緊張感がなかったことぐらいで、ストーリーも面白かったし、音楽も良しでさすがフロムソフトウェアだなというゲームだった。
話題性もあってかなり売れているみたいだし、リマスターで過去作をプレイできるようにしてくれると助かります。
総括
RPGにADVにアクションにと充実していたし、全部面白かったので良い月でした。
ダンガンロンパ3をいつやろうかなと思いながら、9月前半はペルソナ4をSwitchで買ってずっとやっていた(2回目)。
9月26日までとんでもない神ゲーが半額なので買いましょう。SF好きな人は特に。
今これを書いている日の夜にニンテンドーダイレクトが控えているので、期待し過ぎずに期待に胸を膨らませている。